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バラ園に行ってきました。

  • houra5
  • 2018年5月16日
  • 読了時間: 4分

こんにちは、いわき市のアロマテラピーサロンKalenです。一昨日(14日)に京成バラ園に行ってきました。いわき市からは200km弱で3時間くらいで行けます。開花は9割と言ったところでしょうか。園内は天にも昇る(*´▽`*)バラの香りいっぱい、最高に幸せな時を過ごしてきました。

私は一花一花鼻を近づけてクンクンしながら、名前を確認し歩くのでなかなか先に進みません。4時間くらい蝶のように舞い嗅ぎ回り疲れも知らず大満足でした。そんな訳で今回も一人で出かけました。(皆さんはバラと一緒に写真を撮っているのに、、、(*'ω'*))

私は二十歳の時から毎年(春と秋に)バラ園を訪れるのを楽しみにしていますが、残念ながら鼻の感度が落ちて来たかなあ(^-^;と感じる今日この頃です。二十代は香料会社の研究室にいましたので、香りの成分の多い少ないなど気になりながら楽しんでいましたが、今は全体のカラーが違うのを楽しめるようになりました。

今回も、『バラの香りの美学』蓬田バラの香り研究所編から、バラの香りの系譜図や香りのタイプ資料をメモして持っていきました。この本を頼りに、自分ではどう感じるかなと思いながら、嗅ぎまわります。ここで本の一部を紹介させていただきますね。

同じバラの香りもいろいろな条件(時間帯や開花具合や気候など)、によっても変わってきますし、一つとして同じ香りの物はありません。しかし香りの系譜、成分から7つ香りの系統に分けられるとのことです。

🌹ダマスク・クラシック・・・ゴージャスな華やかさとうっとりする豊潤な甘い香り。いわゆる古典的な「バラらしい」香りの代表的なもの。ティーの香りがほどよく混じる。(芳純、香具山、セシル・ブルナー、グラナダ、スーブニール・ド・マスメゾン、プリンセス・ド・モナコ、ティファニー、ザ・ドクターなどなど)

🌹ダマスク・モダン・・・ダマスク・クラシックの香りの成分を受け継いでいるが、成分バランスは異なっているため、華やかな甘みの中にすっきりとした清涼感があり、より情熱的で洗練された香りとなっている。(パパ・メイアン、クリムソン・グローリー、ネージュ・パルファン、イブ・ピアッチェ、マーガレット・メリルなどなど)

🌹ティー・・・中国由来のロサ・ギガンティアやチャイナ系の香りの特徴成分を多く含んでいる。紅茶の香りの特徴を含んでいる、ソフトで親しみやすい香り。(レディ・ヒリンドン、桜鏡、ディオラマ、ガーデン・パーティー、ロイヤル・ハイネス、春芳、グラン・モゴール、アルバー・タイン、秋月、天津乙女、あゆみ、など)

🌹フルーティー・・・ダマスク系の香気成分とそのエステル化合物(フルーツの香りに多い)を多く含有し、ピーチやアプリコットなどの、フルーツの香りを想起させる。若く、弾けるような愛らしさとクセのない甘さが魅力。(ダブル・ディライト、ホワイトクリスマス、ドゥフトボルケ、ハーモニー、楽園、パピオン・ローズ、マリア・カラスなど)

🌹ブルー・・・青系のバラに類似する香り。ダマスク・モダンとティーに香りが混在し、独特の甘く透明感のある上品な香りを形成している。(ブルー・ムーン、ブルー・パフューム、シャルル・ドゥ・ドール、ブルー・リボン、スターリング・シルバーなど)

🌹スパイシー・・・ダマスク・クラシックを基調としながら、香辛料のクローブ(丁字)のような香りが強く感じられる。(デンティ・ベス、粉粧楼、ハマナシの類 など)

🌹ミルラ(アニス)・・・ハーブの一種であるせり科のアニスに似た香り。アニスの甘さをやや抑え、ほろ苦く青くささを強めたような香り。イングリッシュ・ローズの一部の品種に認められる。(セント・セリシア、グラミス・キャッスル、アンブリッジ・ローズ、セプター・ド・アイル、タモラなど)

本には成分の割合を示す分かりやすい図などが載っているので、興味のある方は見ていただくと、イメージが付きやすいと思います。

バラについてはこだわりがあり過ぎて、どこから書いたら良いのかあれもこれも頭に浮かび難しいです。バラの香りの効果については、また次回に書こうと思います。


 
 
 

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