レモンの香り
- houra5
- 2018年1月11日
- 読了時間: 4分
こんにちは、いわき市のアロマテラピーサロンKalenです。
いわき市は今日も晴れて明るい日差しが有りますが、やはり寒いです。先日近くの農産物販売所でいわき市四倉町産のレモンを買いました。いわきでレモンが取れるなんて驚きで(^.^)、なんだか嬉しくなりました。

レモンの香り!?と言われて匂いを思いつかない人って少ないと思います。すぐに匂いも(フレッシュ)味も(唾液が出ちゃう)想像つきますね。精油もすぐにレモンと分かる香りです。ただ精油は皮の部分から取りますし、水には溶けない成分です。皮の部分をよく見ると、ちいさい球状のつぶがびっしり有りますね。これが香りの成分をためる袋(油胞)で、この部分をつぶして精油を取ります。オレンジやグレープフルーツなど柑橘系の精油は同じように圧搾法という方法で作られます。
もし、レモンの香りを一度も嗅いだことのない人に、その香りを説明しようとしたら、どんなふうに説明(表現)するでしょう?(ねえ、レモンという物はどんな匂い?香り?)
たまにはレモンを手に取って指で皮を押しつぶして、舞い上がる(指に付いた)香りをゆっくり目を閉じて確かめて(妄想して)みませんか?
まず、自分が好きな匂いか嫌いな匂いかが判断できますね。次にその匂いから浮かんでくるのは、どんなイメージ、単語でしょう?匂いの感覚は人によって様々ですが、共通する部分も多いです。人に説明する時には、一般的に共通する感覚も大事ですが、自分だけが感じる感覚も香りを楽しむには、とても大事だと思います。
一般的には、爽やかな~フレッシュな~爽快な~柑橘類の香りで、酸味のある、きりっとした甘さ、苦みのある、新鮮な、青い果実、若い、さっぱりする、はじけるような、元気が出る、スッキリする、クリアになる、朝の光のよう、前進する、勇気がでる、黄緑色、目覚め、気持ちが引き締まる、ひんやりした、迷いがない、唾液がたまる、眩しい光が降ってくる、高い音、軽やか、リフレッシュ、デトックス、、、などなどのイメージがあるようです。
匂いを表現しようと思うと、「臭いか良い匂い」くらいしか思いつかず頭が真っ白になってしまいますが、このように嗅覚の言葉ではない、味覚や視覚、触覚、聴覚で使う表現を借りたり、イメージや比喩で匂いを表現すると楽しいですね。
例えば、他の柑橘○○の香り(匂い)に比べて、○○より甘い匂いとか○○より酸っぱい匂いとか○○より苦い匂いとか、まろやかとか尖ったとか、冷たいとか温かいとか、静かな香りとか賑やかな香りとか、透明感があるとか濁っているとか、有名な人に例え○○さんのような香り、○○の絵のような、○○の音楽のような、、、無限にあり楽しくなります。
レモンの香りは、130以上の芳香成分で構成されていると聞きます。主な成分は
リモネン(約60~70%)・・柑橘系に多い成分で弱くしたファンタオレンジの香り
β‐ピネン(約10~15%)・・針葉樹のような香り
γ‐テルピネン(約10%)・・森林のような香り
α‐ピネン(約2%)、サビネン(約2%)、β‐ミルセン、、、、、と微量成分が多数です。
しかしレモンの香りの特徴成分は、微量のシトラール(ゲラ二アール+ネラール)です。
シトラールはレモングラス(トムヤンクンに入っているイネ科の香草)では、70%以上にもなります。レモンよりレモンらしいと言えるかもしれませんね。
レモンの香りには沢山の芳香成分が含まれていますが微量成分があのレモンの香りの特徴になっています。多く含まれる成分が香りの主役ではありません。(が薬理効果を考える場合は成分に寄りますが、香りの効果も大きいと思います)人の感覚は人それぞれで、成分の感じ方や微量成分の感度も違います。いろいろな香りを意識して、自分なりに表現しながら匂っていると、別の物の匂いに共通の成分を感じ取れることがあります。例えばレモンとローズマリーには共通の成分が有ります。その共通成分が感じ取れるとまた楽しくなす。
成分の薬理効果は、香りのイメージともよく合いそうですね。また次回に!
レモンの香り、と言われて思い浮かばない人は少ないと思います。
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